川崎でお気に入りの居酒屋「げん」さんでいただきました。
「げん」さんの以前の記事==>
和み酒房「げん」このお店では、日本酒好きのお客にメニューにはない、店主が特別に仕入れてきたレアなお酒を紹介してくれます。
この日は3種の地酒。
広島の「賀茂金秀」「寶剣」と青森の「田酒 古城乃錦」。
「田酒」なのに「古城乃錦」とは一体何ぞやということで、早速注文。

「田酒」は、青森市の「西田酒造店」さんが醸しているお酒です。
明治11年創業の青森市内唯一の酒蔵です。
今や超人気酒蔵のひとつで、清酒の原点に帰り風格のある本物の清酒を造る蔵元です。
「田酒」という酒名は"田は酒の元となる米が獲れる田んぼ"という連想に基づき昔ながらの米だけで醸しだされた酒を意味しています。
創業以来の銘柄は「喜久泉」。この酒名は大浜湧水の水質がキメ細やかな酒質の酒の醸出に適しており、この恵まれた泉に因んでつけられ、この酒を飲む人々の喜びが久しく続くことを願ってつけられました。
今回、特別にいただいた「田酒」は
「田酒 純米吟醸 古城乃錦 本生」 このお酒は、年一度だけの蔵出しになる「田酒」の中でも極めて生産量の少ない超限定酒!
「西田酒造店」の蔵人達が、青森県の幻の酒米と言われる"古城錦"を復活させ、醸し出した純米吟醸の本生酒。

さてまずは香りから。上立ち香は果実味のある吟醸香が結構漂いいい感じです。
甘ったるい感じではなく、酸味を仄かに感じる爽やか系です。
口に含むと、まず柔らかな米の旨味と若干の苦みを感じます。
舌の上で転がすと、やや甘い味わいと共に酸が奥から立ち上がってきます。
鼻に抜ける香りはフルーティで、生酒のフレッシュ感もあります。
後口は酸味から渋味も出て余韻を残しながら〆ていきます。
"古城錦"の特徴なのでしょうか、柔らかな吟醸香と調和のとれた芳醇な味わいが引き立つお酒です。
めったにお目にかかれない珍しいお酒に出会えて幸せなひと時でした。
[じゅん吟好み度:5段階] ★★★★
[女性おすすめ度:3段階] ★☆
[お酒のデータ]
製造年月 :2012年2月
精米歩合 :55%
アルコール度:17度
使用米 :古城錦
使用酵母 :非公開
日本酒度 :+3
酸度 :1.6
アミノ酸度 :非公開
[蔵元のデータ]
蔵元名 :西田酒造店
所在地 :青森県青森市
創業 :明治11年(1878年)
代表銘柄:喜久泉、田酒
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テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ