久しぶりにインパクトある美酒に巡り合った。
地元の居酒屋(酒菜あつ@上大岡⇒後日紹介予定)で出してもらった逸品で、山形県の「寿虎屋酒造」さんが醸すお酒。
江戸時代享保年間(西暦1715~1735年)の創業以来300年の歴史ある蔵では、良質の米と蔵王山系の軟質の伏流水を使用して、杜氏や蔵人たちの技と酒への熱い心でこだわりある酒造りを続けてきている。
ひたすら社訓を守り、お酒は全て濾過して出荷してきたが、長年愛飲家より要望があった蔵人しか飲めない酒(つまり絞ったままいっさい手を加えない酒)を醸し、これを「三百年の掟やぶり」と命名。
それこそが今回いただく
「三百年の掟やぶり 本醸造 無ろか槽前生原酒 初しぼり」槽前というのは、もろみを絞る槽場で直接ビン詰めするという意味。
何と新聞紙(山形新聞)にくるまれてレア感たっぷり。

ラベルには蔵元の思いと自信が書きつづられている。


味わいはいかに??
立ち香はほとんど感じないが、口に含むとフルーティな含み香が鼻に抜け、優しい甘旨味が舌の上にほとばしる。背後から米のしっかりした味わいが被さってきて、19.5度の生原酒のアタックが舌を刺激する。口の中がパニック状態になり、いつまでも舌の上で転がしていたい気分。
決して重すぎるというのではなく、後半は酸味もほどよく出てきて辛口の味に変化し、後口はすっと引いていく。あまりの旨さに後をひき、おかわりしてしまったが、20度近いので、グイグイ飲むと後で効いてくる危険なお酒でもある。
「これ本当に本醸造?」というのが正直な感想。ネットで見たら、一升が2376円という安さも驚き。
まさに「最強の本醸造酒」に参りました。
年の瀬に出会った至極の美酒。一期一会に感謝!![じゅん吟好み度:5段階] ★★★★★(コストパフォーマンス最高)
[女性おすすめ度:3段階] ★☆
[お酒のデータ]
製造年月 :2014年12月
精米歩合 :65%
アルコール度:19.5度
使用米 :非公開
使用酵母 :非公開
日本酒度 :非公開
酸度 :非公開
アミノ酸度 :非公開
[蔵元のデータ]
蔵元名 :寿虎屋酒造株式会社
所在地 :山形県山形市
創業 :江戸時代享保年間(西暦1715~1735年)
代表銘柄 :三百年の掟やぶり、霞城壽、寿久蔵
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テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ