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酒飲みのテーマパーク "石川酒造"

先週の休日に東京都の酒蔵の一つ「石川酒造」さんに伺いました。
1月26日の日本経済新聞の別刷り「プラス1」で紹介されていた「訪ねて楽しい日本酒蔵元」で3位にランクされいます。

ちょうど職場の仲間が酒蔵を知っていたので、休日にゆっくり楽しみに出かけました。
場所は青梅線の拝島駅から徒歩15分の多摩川に近い場所。東京都とはいえ、私の自宅からだと2時間近くかかるので小旅行気分。

16時に拝島駅で待ち合わせ、天気もよく暖かかったので歩いていきました。閑静な住宅街の中に忽然と真っ白な蔵が立ち並び、時代をスリップしたような別世界が広がります。ここが「酒飲みのテーマパーク」かと感嘆!

「多満自慢」と書かれた蔵の入口をくぐると、白壁の蔵が立ち並ぶテーマパークに入場です。
酒蔵入り口

「石川酒造」さんは、文久3年(1862年)創業の伝統蔵。明治13年に現在の熊川の地に本蔵を建造し、酒造りの拠点を築きました。「石川酒造は、地域の誇りであり、自らの誇りである」を理念として、人生に活力を与える、地域に活力を与える酒造りを行っています。

「多満自慢」の酒銘は、「多摩の心をうたいつつ、多摩の自慢となるよう、多くの人達の心を満たすことができたら」をいう願いを込めて命名されました。

こちらがまさに今新酒造りを行っている「本蔵」。新酒を知らせる「杉玉」が吊るされています。「本蔵」をはじめ場内の建造物は、「国登録有形文化財」に指定されています。
本蔵

敷地内に流れる「熊川分水」。明治20年頃、玉川上水から生活用水として引かれたもので、石川家を中心に熊川村の人々が工事に携わりました。
場内の水

分水のすぐ近くに樹齢400年を超える「夫婦欅」があります。。根元にお米の神様「大黒天」と水の神様「弁財天」が祀られており、石川酒造さんでは毎朝夕、酒造りの精進を祈っています。
写真の後ろの蔵が「本蔵」と「新蔵」です。夜はこのようにライトアップされ幻想的です。
夫婦欅

石川酒造さんは、明治20年から2年間「日本ビール」の銘柄でビールを製造していた歴史もあります。そのころ使用していた「ビール釜」が保存されています。かなりでかい!!
ビール釜

蔵の敷地内には、和食とイタリアンの2件の食事処があります。
こちらは、自家製ビールとイタリアンが楽しめる「福生のビール小屋」。 平成10年に「多摩の恵」という名でビールを復活させました。その地ビールを蔵で飲むのは格別だと思います。周りには桜の木があるので、春には花見酒が楽しめるとのこと。
ビール小屋

こちらが本日のお目当てで、ここでしか呑めない日本酒と和食の店「雑蔵」。明治31年に造られた土蔵を改装したもので、二階には資料館もあり、蔵の歴史や貴重な資料を見ることができます。
雑蔵

本日のメインイベントは、「雑蔵」で新酒と板長自慢の料理をいただくこと。
まずは地ビール「多摩の恵 ペールエール」で乾杯。つまみは、ゆで生落花生と大根とジャコサラダ。
ビールは濾過、加熱していないので、酵母が生きており、フレッシュ感と旨み、コクのある深い味わいを楽しめます。

レギュラーメニューに加えて、こちらのボードに本日オススメの日本酒と料理が書かれています。
おすすめメニューボード

さぁそして日本酒に移行。
お酒を入れてくださるのは、女性の店長補佐で、素晴らしい方です。
物腰柔らかく、和やかにゆったりと楽しめるような心遣いをされており、実に心地よい気分で過ごすことができます。

一杯目は「多満自慢 純米原酒 しぼりばな あらばしり生酒」
あらばしり

香りは穏やかでフルーティな感じ。口に含むとじわっと甘みが広がり、それでいて重みはなく、どちらかと言えばスッキリ綺麗な味わいで、旨いです。生原酒であらばしりというとかなりキツイ、重い感じですが、そんな感じはなく、含み香もフルーティ、味わいもまろやかで綺麗、女性にも好まれる感じです。

それに合わせて「いわしの薄造り」が出てきます。これ板長さんの肝いり。ちょうど節分も近いということもあり、「いわし」にしたそうで、付け合せの海藻がひいらぎを似せた感じ。しかし「いわしの薄造り」というのは初めて。
いわし薄造り

板長さん曰く「いわしは血合いの部分で良し悪し分かるので、通常は皮のある側を上にして盛り付ける。薄造りにするとそのごまかしは利かないので、本当にいいものしかできなんですよ!」と...
身が柔らかくて崩れやすい「いわし」をこんなにも薄く造れるのは、さすが職人技ですね。

二杯目は「多満自慢 純米生原酒 かめぐち」
こちらは、この時期に酒蔵まで来た人しか呑めない貴重なお酒。搾りたてをそのまま瓶詰めしているので、瓶にはラベルが貼ってありませんでした。なので写真はなし。後で蔵の売店でお土産に買ったのには、簡易ラベルが貼ってありました。(後日ブログで紹介します)

関サバの塩焼きといわしの唐揚げ。関サバはかなり大振りで、脂も乗って旨い。いわしは頭から尻尾まで全てカリカリに揚げてあるので、いいつまみになります。
関さば&いわし

三杯目は「山廃純米大吟醸2001」
これも本日のお楽しみ。2001年に仕込んだものを冷蔵熟成した特別限定酒。この一升びんが最後とのこと。
山廃2001

山廃2001 裏

熟成酒というと赤褐色で独特の香りと味わいが特徴ですが、このお酒は冷蔵熟成のため、12年経っても色はやや黄色みかかった程度です。香りはほとんどありませんが、熟成香ではなく米の香が仄かに漂います。味は山廃の重みがまろやかになった感じで、旨みもしっかりあり、洗練された味わい。貴重な味をかみしめながらいただきました。
山廃2001 色

四杯目は「多満自慢 たまの八重桜」。このお酒は創業150年を記念して製造されたもので、創業時のラベルが復活しています。
八重桜

八重桜 裏

こちらを燗と冷でいただきました。季節ということもありますが、燗酒がまろやかで体に染み渡る感じでいいです。

最後に再び「あらばしり」に戻り、〆の「蕎麦」へ。
ここは蕎麦も手打ちでオススメとのことで、半そばに半熟玉子を入れていただきました。
さっぱりした蕎麦に玉子のまろやかな味が合わさり、〆にピッタリです。
蕎麦

ということで、見学や買い物も含めて、たっぷり5時間目いっぱい楽しみました。自宅からはちょっと遠いですが、多摩の自然を楽しんで帰りにこちらに寄って一杯やっていくというのもいいですね。
全て満足、素晴らしい「一期一会」に感謝!! これからも旬の味わいを楽しみに行きたいと思います。


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手打蕎麦 雑蔵そば(蕎麦) / 拝島駅熊川駅牛浜駅

夜総合点★★★★ 4.5


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テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ

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プロフィール

じゅん吟

Author:じゅん吟
日本酒をこよなく愛し、美酒との一期一会を求めて夜な夜な銘酒探訪が趣味のきき酒師です。
我が愛する「国際都市横浜」から日本の伝統的文化の一つである日本酒を発信するべく、「横浜美酒倶楽部じゅん吟」を構想しています。

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