川崎で美酒を落ち着いて飲める呑み処「げん」で美味しいお酒を味わいました。
いただいたの美酒は「陸奥八仙」「奈良萬」「裏・雅山流」「紀土」「ソガペールエフィス」の5種です。
順次それぞれを紹介しますが、今回は一番気にいった「ソガペールエフィス」を紹介します。
このお酒を造っている小布施酒造は、1877年に創業し、もともとは日本酒を造っていましたが、戦時中の米不足時代にワイン造りに転換、以来ワイナリーとしてワイン製造を行っており、小布施ワイナリーとして有名です。国産ワインの薄いというイメージを覆す強い個性と存在感をもったワインを造っています。自社畑のぶどうだけを使った「ドメーヌ・ソガ」シリーズは果実味が芳醇で、ワイン好きを始めソムリエからも注目を浴びています。
このワイナリーのスタッフが「趣味的?」に冬季に全量純米、吟醸のみの日本酒をを極少量醸造しており、全商品に長野県産「美山錦」のみを用いて、ブルゴーニュワインのコンセプトを追及した日本酒を醸しています。
今回いただいたお酒は、原料米には長野県産「美山錦」を用いて59%まで磨き、小布施の無加工水を仕込水に、吟醸酵母・氷上吟醸用麹で仕込まれる華やかな香りのお酒です
そして飲む前からサプライズがあります。日本酒といえば一升瓶ですが、このお酒は瓶というよりボトル、そしてワインボトルを彷彿させるような形に驚かされます。更にラベルもフランス語で書かれで、どう見てもワインに見間違えてしまいます。


上立ち香はそれほど強くはないですが、口に含むと吟醸酵母の華やかな吟醸香が広がり、ほどよい甘さと果実系の酸味が感じられ、米の旨味と共に濃醇さもありますが、後味は酸がきいてスッキリと切れていきます。華やかさと濃醇さとスッキリ感を寄せ持つバランスが素晴らしく、私の好みのぴったりです。
長野のお酒は、以前は甘めで味わい深い濃醇な酒が多かったようですが、近年淡麗な酒質に移行している傾向にあります。このお酒はその流れに逆行して米の旨みや本来の甘味を存分に主張したお酒で、更に希少価値も手伝って益々注目されるでしょう。
[お酒の評価:5段階]
★★★★★
[女性おすすめ度:3段階]
★★★
[お酒のデータ]
製造年月 :2011年3月
精米歩合 :59%
アルコール:16%
使用米 :美山錦
使用酵母 :吟醸酵母
日本酒度 :+2
酸度 :2.5
アミノ酸度:非公開
[蔵元のデータ]
蔵元名 :小布施酒造
所在地 :長野県上高井郡小布施町
創業 :1877年
代表銘柄:ソッガ、ソガペール エフィス
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テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ