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超贅沢!「十四代」呑み比べ

前回ご紹介した上大岡「房'z」さんで堪能した「十四代」です。
今回は贅沢にも3種の「十四代」をいただきました。一度に3種というのは初めてです。

「十四代」は、私の日本酒嗜好を180度変えたお酒です。
4年くらい前までは新潟の淡麗辛口を好んで飲んでいましたが、ある時「十四代」を飲んだのをきっかけに日本酒の嗜好が変わりました。新潟の淡麗辛口とは対極的な濃醇甘口の味わい。華やかな香りと旨みがほとばしる味わい、そして後口の切れのよさに、こんな日本酒があるのだと感動した衝撃的な出会いでした。

「十四代」は、山形県村山市にある「高木酒造」さんが醸す超有名で幻の酒と言われる日本酒最高峰の美酒です。(と僕は思っています)「高木酒造」さんは、元和元年(1615年)創業の歴史と伝統のある酒蔵で、現在の蔵元が十四代目になります。地元ブランドとして「朝日鷹」を主銘柄としていますが、十四代目の息子さんである高木顕統氏が、杜氏の突然の引退に際し一大決心して実家に戻り、一酒入魂して造ったのが「十四代」です。

「十四代」および木顕統氏のブレイクが全国の若き蔵元・杜氏に与えた影響はきわめて大きく、第二の「十四代」を目指して新しい波が起き始めています。近年、新世代日本酒と呼ばれる華やかな香りと濃醇甘口系で個性を持ったお酒が次々を出されるのは、この影響でしょう。

さて今回は、「特別本醸造」==>「純米」==>「純米吟醸」の順に呑み比べてみました。

まず口あけは、「十四代 特別本醸造 本丸生詰 秘伝玉返し」 です。
「十四代」といえば「本丸」というほど、大ブレイクした美酒です。
「秘伝玉返し」とは、アルコール添加に自社の純米粕取り焼酎が使われることから付けられたそうです。玉酒とは酒を水で割ったものだそうですが、これを返すと言うことで、秘伝のアル添加水技術ということでしょうか。

本丸 全景  本丸 表ラベル
     十四代 本丸            秘伝玉返し

上立ち香は華やかでフルーティな香りが立上ります。口に含むとフルーティさを保ちつつ綺麗で上質な甘味が舌に広がり何処までも膨らみます。本醸造ですが、55%という吟醸クラスの精米が華やかな香りを引き出し、それでいて本醸造らしい整った軽い味わいを感じさせ、かといってアル添のアルコール感もなく口の中をスベリます。いつまでも舌の上で転がしていたいほどの芳醇さが心地よく、後口は綺麗に引いていき、甘味は全く残りません。すぐにおかわりしたくなるほどです。久しぶりに呑みましたが、本当に、本当に!旨い酒です。

[お酒の評価:5段階]★★★★★、[女性おすすめ度:3段階]★★★
[お酒のデータ]製造年月:2011年6月、精米歩合:55%
       アルコール度:15%、使用米:五百万石   
       日本酒度:+2、酸度:1.2 


次は、「十四代 中取り純米 無濾過生詰」です。

無濾過 全景  無濾過 表ラベル
    中取り純米無濾過

上立ち香は、わりと穏やかですがメロンを思わせる甘いいい香りが鼻をくすぐります。口に含むと、「本丸」同様の綺麗で上品な甘味が広がり舌の上を駆け巡ります。それとともに純米酒ならではの米の旨みも感じられ、スッキリ感と共にグッとくる重みのような相反するものがうまくバランスされているのを感じます。この辺が「本丸」と違う味わいですね。後口の切れは「本丸」のほうがスッキリ切れていきますが、こちらは旨みをうまく残しつつ切れていくという感じです。似ているようで似ていない、じっくり味わうには「純米」がいいですね。旨いっす!!

[お酒の評価:5段階]★★★★★、[女性おすすめ度:3段階]★★
[お酒のデータ]製造年月:2011年4月、精米歩合:55%
       アルコール度:16%、使用米:山田錦、愛山 
       日本酒度:+2 


最後は、「十四代 中取り 純米吟醸 備前雄町」です。

「十四代」の雄町は初めて呑みます。ふくよかな雄町の旨みを期待してしまいます。

雄町 全景  十四代 裏ラベル
  中取り純米吟醸 備前雄町

上立ち香は、穏やかではありますが、メロンのような甘いいい香りが立上ります。口に含むと、甘味とともに雄町の米の旨みをしっかり感じます。甘味と旨みがからまって、そして吟醸の綺麗で上品な味わいが全体を軽やかに包んで、舌の上を転がりながら口の中に広がり膨らんでいきます。ふくよかな旨みと濃醇な甘味、しかしながらしつこさは全くなく、全体にスッキリした味わいになっています。雄町の旨みと吟醸の軽やかさがたっぷり味わえる絶品の美酒です。旨いっす!!

[お酒の評価:5段階]★★★★★、[女性おすすめ度:3段階]★★
[お酒のデータ]製造年月:2011年5月、精米歩合:50%
       アルコール度:16%、使用米:備前雄町   
       日本酒度:+2、酸度:1.3             

            
今回、嬉しいことに味わいが微妙に異なる3種の「十四代」をいただきましたが、それぞれ個性と持ち味があり、それがうまく活かされ最高の味になっていると思います。
呑むシーン、相手、合わせる料理などとともに選んで呑むと旨さもさらに引き立ちますね。
実は、今回は最後に「本丸」に戻りました。いくらでも呑もうとすると、やはり「本丸」のスッキリ、後口の切れのよさにつられていってしまいます。「十四代」の原点ですね。「本丸」に始まり「本丸」に終わる...

是非とも、より旨い、そして我々日本酒党が驚くような美酒を造り続けてください!!

[蔵元のデータ]
蔵元名 :高木酒造株式会社
所在地 :山形県村山市
創業  :元和元年(1615年) 
代表銘柄:十四代、朝日鷹

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テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ

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プロフィール

じゅん吟

Author:じゅん吟
日本酒をこよなく愛し、美酒との一期一会を求めて夜な夜な銘酒探訪が趣味のきき酒師です。
我が愛する「国際都市横浜」から日本の伝統的文化の一つである日本酒を発信するべく、「横浜美酒倶楽部じゅん吟」を構想しています。

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